東日本大震災から11年となり、阪神・淡路大震災で被災した神戸市内でも11日、小学生や高校生が災害について考える行事や授業があった。東北の被災地の児童生徒とオンラインで防災や減災について学び、静かに目をつむって失われた命に思いを巡らせた。
■「震災を直接知らない世代だからこそ感じられる」
兵庫や大阪の高校生が、阪神・淡路大震災の起きた神戸の街を歩くワークショップが11日、同市灘区中郷町5の地域共生拠点「あすパーク」を中心に開かれた。両府県にある5校の1~2年生約20人のほか、福島県の高校生もオンラインで参加。地域住民らの話を聞きながら震災当時を思った。
東日本大震災から11年となるのに合わせ、身近な地域の被災経験について考えてもらおうと、NPOや高校教諭らが企画。東日本大震災に関心のある生徒が多く、中には福島県主催の被災地ツアー「ふくしま学宿」に参加して震災について学んだ参加者もいた。
この日は、徳井自治協議会会長の堂内克孝さん(72)の案内を受けて、あすパーク周辺でフィールドワークを実施。27年前に多くの地域住民が避難した地元の徳井会館では、届いた救援物資の仕分けなどを中高生が率先して行ったと紹介し、「震災が起きたときにはみなさんの世代が中心になって助け合ってほしい」と語った。
東日本大震災が発生した午後2時46分にはあすパークに戻り、全員で黙とう。学校や個人でこれまでに取り組んできた内容を参加者全員が発表し、それぞれ思いを共有した。
神戸常盤女子高2年の生徒(17)は「震災を直接知らない世代だからこそ感じられることがあると知った。これからもっと学びを深めていきたい」と話していた。(竜門和諒)
■「ひとごととは思えない」
岩岡小学校(神戸市西区岩岡町古郷)と、原発事故で避難指示区域となっていた福島県楢葉町にある楢葉南小、同北小の6年生が11日、オンラインで交流した。この1年の防災学習を通じて考えた行動目標を「防災宣言」として発表し合った。
岩岡小では、兵庫県淡路市の北淡震災記念公園に足を運んだり、東日本大震災の語り部からリモートで話を聞いたりし、児童それぞれの気付きから宣言をまとめた。
画面越しに福島県とつながった児童たちは「次の世代にも学んだことや感じたことを伝える」「防災グッズの準備や避難所の確認などをしっかりする」「自分の命を自分で守り、仲間や地域の人を助ける」などの指針を掲げ、「実際に行動に移す」と決意を述べた。
楢葉南小、同北小の児童たちは阪神・淡路大震災について学んだ成果などを発表。最後に全員で黙とう、亡くなった人たちを悼んだ。
岩岡小で実行委員として防災学習の中心を担った飯田彩那さん(12)、角虎太郎君(12)、伊藤心優さん(12)の3人は「福島のみんなの話を聞くと、東日本大震災もひとごととは思えない」「1年間学び、これまで以上に学校での避難訓練も真剣に取り組むようになった」などと語った。(大田将之)

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