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造幣局の桜の通り抜けに合わせて、現地や店頭で販売される「造幣せんべい」=亀井堂総本店
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造幣局の桜の通り抜けに合わせて、現地や店頭で販売される「造幣せんべい」=亀井堂総本店

 造幣局(大阪市)の桜の通り抜けが13~19日、3年ぶりに開催されるのに合わせて、老舗和菓子店「亀井堂総本店」(神戸市中央区)は、硬貨を模した「造幣せんべい」を実施期間限定で、会場と同社の店頭などで販売する。通常は造幣局内だけで扱うといい、同社は「3年ぶりの味を楽しみながら、多くの人に春の訪れを感じてもらえれば」とPRしている。(竜門和諒)

 桜の通り抜けは明治から続く春の風物詩だが、新型コロナウイルスの感染拡大で2020、21年は取りやめになった。今年は、インターネットで事前予約した人のみが入場できる。

 同社は造幣局の退職者団体から「名物のお土産を作ってほしい」と依頼され、1955年から看板商品「瓦せんべい」をアレンジした造幣せんべいを手掛ける。1~500円の6種類で、硬貨表面の柄を焼き込んでいる。

 造幣局と造幣局さいたま支局(さいたま市)で通年販売する以外は、通り抜けの会場に並べるくらいで、19年は約16万枚を製造したが、この2年間は一般に広く味わってもらう機会がなかった。

 今年は、造幣局とさいたま支局に加え、広島支局(広島市)、同社の元町商店街の本店、山陽垂水駅とJR六甲道駅前の直営店、京阪天満橋駅直結「フレスト天満橋店」(大阪市)でも同じ期間に取り扱う。

 インターネットの注文も19日まで受け付ける。亀井堂総本店の松井隆昌取締役は「通り抜けに行けない人にも気分を味わってもらえれば」と話している。

 8枚入り1箱600円。同社TEL078・351・0001

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