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東京の高校生が作ったJR肥薩線「球磨川第一橋梁」のジオラマ。運んだ山本健一さん(右)と、復旧を応援する舞子高校環境防災科の生徒たち=県立舞子高校
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東京の高校生が作ったJR肥薩線「球磨川第一橋梁」のジオラマ。運んだ山本健一さん(右)と、復旧を応援する舞子高校環境防災科の生徒たち=県立舞子高校
橋梁を眺める人たち=県立舞子高校
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橋梁を眺める人たち=県立舞子高校
釣り人の姿も=県立舞子高校
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釣り人の姿も=県立舞子高校
橋の構造を詳細に再現=県立舞子高校
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橋の構造を詳細に再現=県立舞子高校
校内で募金活動をする舞子高校の生徒たち=県立舞子高校
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校内で募金活動をする舞子高校の生徒たち=県立舞子高校

 2020年7月の豪雨で被害を受け、一部が不通となっているJR九州の肥薩(ひさつ)線(熊本、宮崎、鹿児島県)。流失した同線の鉄橋を再現したジオラマを東京の高校生が制作し、兵庫県立舞子高校(神戸市垂水区)で19日、展示が始まった。熊本県を訪れて支援を続ける兵庫県内のボランティアらが「関心を高めて復旧を後押ししよう」と企画。応援のバトンをつなぐ。(上田勇紀)

 豪雨では、熊本県で死者67人、全壊約1500棟など甚大な被害が出た。肥薩線は全124・2キロのうち、八代(熊本県)-吉松(鹿児島県)間の86・8キロで今も不通が続く。鉄道による復旧の場合、235億円の費用がかかるという。

 ジオラマは昨年夏、都立大崎高校のペーパージオラマ部が作った。子どものころ熊本県で育った生徒がおり、「応援のためにできることはないか」と、豪雨で流失した「球磨川第一橋梁(きょうりょう)」(熊本県八代市)などを紙で再現。構想から1年かけて完成させた。

 肥薩線が通る熊本県人吉市が、市内での展示を希望。沿線自治体でつくる協議会にジオラマが寄贈されることになった。

 だが第一橋梁のジオラマは横約180センチ、奥行き約90センチ、高さ約60センチと大きく、輸送が課題に。肥薩線復旧に向けて署名活動を展開する団体のメンバーで、人吉市に住む園田富巳子さん(62)が、つながりのある「被災地NGO恊働センター」(神戸市兵庫区)の村井雅清さん(71)に相談。各地でボランティア活動を続けるたつの市の山本健一さん(79)が、自家用の軽トラックで東京まで取りに行くことを引き受けた。

 「せっかくなら熊本へ運ぶ途中、兵庫でも展示してはどうかと考えた」と村井さん。阪神・淡路大震災をきっかけに発足した環境防災科があり、被災地支援を続ける舞子高校に持ちかけた。

 展示が始まった19日、同科の生徒は肥薩線復旧のため、校内で募金活動をした。3年の男子生徒(17)は大の鉄道好きといい、「同じ高校生がこれだけ素晴らしいジオラマを作っていて、驚いた。被災地を応援する輪に入れたことがうれしい」と話した。山本さんも「12時間かけて運んだかいがあった」と目を細める。

 大崎高校ペーパージオラマ部の三浦治顧問(54)は「熊本を含めて多くの人たちに見てもらえる。作った生徒たちも本望だと思う」。園田さんは「高校生らの思いを大事にして、復興につなげたい」と喜ぶ。

 展示は21日まで(午前10時~午後3時)。一般の人も見ることができる。23日には丹波篠山市福住の地域活性化施設「SHUKUBA」でも展示。その後、人吉市に運ばれる。

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