神戸

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工場内に積まれた色とりどりの板。金属製の足型でサイズごとにくりぬく=稲美町六分一
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工場内に積まれた色とりどりの板。金属製の足型でサイズごとにくりぬく=稲美町六分一
サイズや形ごとに並んだビーチサンダルの金型=稲美町六分一
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サイズや形ごとに並んだビーチサンダルの金型=稲美町六分一
鼻緒を通す作業は「すげる」と呼ばれる=稲美町六分一
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鼻緒を通す作業は「すげる」と呼ばれる=稲美町六分一
1枚ずつ、ドリルで穴を開けていく=稲美町六分一
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1枚ずつ、ドリルで穴を開けていく=稲美町六分一
鼻緒ははさみを使って手作業で切る=稲美町六分一
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鼻緒ははさみを使って手作業で切る=稲美町六分一

 小さな工場にカラフルな板が積み重なる。ガシャン、ガシャンと裁断機でくりぬき、穴を開け、鼻緒を通すと、足元を涼しげに彩るビーチサンダルが出来上がる。

 夏を前に、兵庫県稲美町六分一のゴム加工業「兵神化学」では、製造が本格化している。ビーサン発祥の地とされる神戸市長田区で1950年代に創業し、昭和後期に現在地に移転した。

 1足ずつ、昔ながらの手作業で仕上げる。社長の羽戸修作さん(64)ははさみを持つと目つきが変わる。履いた時になるべく指の間が痛くならないよう、鼻緒の断面は滑らかに。10年以上使うはさみは何度も研がれ、刃が短い。

 神戸のビーサン製造は1995年の阪神・淡路大震災で途絶えた。羽戸さんも仕入れ先や卸先を失い、10年近くビーサンを作れなかった。

 長田では今、発祥地としての再興を目指し、地元企業や区、国産ビーサンブランド「TSUKUMO(ツクモ)」(東京)などが連携。羽戸さんも日本で数少ないビーサンの作り手としてプロジェクトを支える。

 足形にくりぬく板は、どうしても厚みがばらつく。左右で差が出ないよう、人の目できっちりと確かめて板を選ぶ。「足を通してくれる人のことを思い浮かべると、やっぱりいい物を作りたいので」。羽戸さんは目を細める。(大田将之)

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