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今秋、歩道に設置を予定しているコンテナのパース図面(三宮中央通りまちづくり協議会提供)
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今秋、歩道に設置を予定しているコンテナのパース図面(三宮中央通りまちづくり協議会提供)

 神戸市中央区のフラワーロードと鯉川筋を東西に結ぶ三宮中央通りのまちづくり協議会は今秋にも、大丸神戸店近くの歩道上に、企業や各種団体に利用してもらうコンテナを設置する。短期間の店舗やイベントの拠点として貸し出し、街のにぎわいづくりを目指す。歩道上にコンテナを置くのは全国初の試みという。

 三宮中央通りは2020年度、全国で初めて歩行者利便増進道路(通称・ほこみち)として国の指定を受けた。道路空間のにぎわい創出に役立つと判断できる場合、同協議会が市や警察などと相談してコンテナなどを置けるようになった。

 同協議会はこれまでにも歩道上でオープンカフェを開くなどしてきたが、さらに地域を盛り上げようと、コンテナ設置を計画。広さは約13平方メートル(幅5・8メートル、奥行き2・2メートル)で、高さ3・1メートル。電気設備はあるが、水道は今後の資金調達具合によって決めるという。

 今秋の完成に向け、同協議会は28日まで、クラウドファンディングで工事費の一部を募っている(目標金額100万円)。返礼は12月以降のコンテナ優先利用など。飲食や雑貨の出店、学生らによるイベントスペース、社会実験の拠点などを想定しているという。

 さまざまな用途で使ってほしいという思いから、コンテナは「マルチベース」と命名。同協議会の永田泰資(たいすけ)さん(37)は「歩道には多くの可能性がある。買い物のためだけではなく、訪れて心地良い空間をつくるために活用してほしい」と呼び掛ける。

 問い合わせはメール(sannomiya.chuodori@gmail.com)で。

(安福直剛)

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