「2500年前にインドで生まれた人!」。仏教の開祖、お釈迦(しゃか)様はそう表現する。「仏」も「お坊さん」もきょうは禁句だ。僧侶が仏教用語を使わず、お題に合わせて即興で法話を披露するユニークな催しが、神戸市須磨区須磨寺町4の須磨寺で開かれた。僧侶たちは冷や汗をかきながら、言葉をひねり出して仏の教えを説いた。(大橋凜太郎)
複数の寺が宗派を超えてつながり、まちを活性化するとともに、地域の仏教への距離感を和らげるきっかけになればと、仏教井戸端トーク(東京)と須磨寺が共催。同寺の小池陽人さん(35)、大行寺(京都市)の英月さん(50)、弘法寺(大阪府和泉市)の渡辺弘範さん(47)の僧侶3人が登壇した。
観客から出されたお題は寿命▽ジョン・レノン▽光▽笑顔▽ボランティア-の五つ。一貫性のない単語が並び、3人の表情が一瞬、曇った。審査員役の僧侶が厳しい表情で見詰める中、法話会が始まった。
トップバッターは英月さん。後方に置かれた仏像に活路を見いだした。「この人が話したことをまとめた読み物があります」と切り出し、強引にジョン・レノンを絡めながら、「私たちの目を覆っているのは世間の価値観です」と語った。
2番手の渡辺さんは法話についての体験談を披露。禁止ワードの「檀家」を連呼しつつ意に介さず、持ち前の笑顔で乗り切った。
小池さんは、トリを務めた。日常にふと訪れる不幸感に触れ、「自分という存在を過去、現在、未来とひとまとめに価値判断することが最大の原因です」と指摘。後方の仏像を指しながら「この方がおっしゃったのは、それは錯覚ということ。われわれが手にしているのは今の一瞬一瞬」などと語り掛けた。
3人が話し終えると、審査員の僧侶が内容を振り返り、「自然や世間も仏教用語です」などと指摘し、その由来を解説した。
法話に耳を傾けたカウンセラーの男性(50)=兵庫県宝塚市=は「言葉をぼやかすと、かえって本質が伝わりにくいこともあるんだと気付いた。仏教用語は大切だと思った」と話していた。

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