「もしかしてあの子、ヤングケアラーなのかもしれない」-。神戸市立葺合高校(同市中央区)の生徒らが、大人に代わって日常的に家事や家族の世話をする子ども「ヤングケアラー」を題材に4分半の啓発動画を作った。同世代に届くよう漫画風に表現して工夫。発案した同校の女子生徒2人は「身近な問題として考えてほしい」と視聴を呼び掛けている。(名倉あかり)
企画したのは同校国際科3年の浜田彩華さん(17)と前出汐那(せな)さん(17)。2人は英語で研究発表を行う課題のテーマを探していた昨年、ヤングケアラーに興味を持った。
神戸市が全国に先駆けて相談窓口を開設したこともあり、当初は「ニュースで言葉は聞いたことがある」程度の認識だった2人。市の担当者にインタビューをするなどして実情を調べるうちに「悩んでいる友達が近くにいるかもしれない」と感じるようになった。
研究発表を終えた2人は当事者の若い世代にこそ知識が必要と考え、イラストに音声を付けた動画での啓発を提案。市や同校教諭らの協力を得て今年冬から作り始め、賛同した同校放送部や六甲アイランド高校(同市東灘区)の生徒が音声や作画を担当した。
動画の登場人物は2人の男子高校生。よく宿題を忘れたり、疲れた表情で登校したりする同級生がヤングケアラーに当てはまることに気付いた友人が、市の相談窓口のチラシを手渡す-というストーリーだ。
浜田さん、前出さんが脚本を考える際に注意したのは、当事者を悲劇的に描かないこと。中には前向きに家の手伝いに取り組んでいる場合もあり、「助ける」より「寄り添う」視点を大切にしたという。
ヤングケアラーは、自身が当事者であると自覚しにくい点も課題の一つ。動画では、妹の世話に追われながらも「僕がしっかりしないと。家族のためならちょっとくらいしんどくても平気」とつぶやく男子高校生のせりふに反映させた。
制作を通し、前出さんは「困っていそうな子に声を掛けてみるとか、今の自分にできることが見えてきた」。浜田さんは「知識が増えたので、大人になったら少しでも支援に携わりたい」と笑顔で話した。
動画のタイトルは「決してあなたは一人じゃない ~いつも頑張る優しいあなたへ~」。神戸市のホームページで公開している。

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