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交尾に似たしぐさで求愛行動を見せるセイタカシギのペア=神戸市西区内(渡辺美郎さん撮影)
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交尾に似たしぐさで求愛行動を見せるセイタカシギのペア=神戸市西区内(渡辺美郎さん撮影)
首をすり寄せ合う様子も=神戸市西区内(渡辺美郎さん撮影)
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首をすり寄せ合う様子も=神戸市西区内(渡辺美郎さん撮影)

 絶滅の危機が増大しているとして環境省レッドリストで絶滅危惧2類に指定されているセイタカシギ。その繁殖活動を、野鳥写真家の渡辺美郎さん(57)=神戸市垂水区=が市内で初めて撮影した。その後の観察で繁殖はうまくいかなかった様子だが「貴重なシーンを確認することができた」と話す。

 ピンク色の長い脚と鋭くとがった黒いくちばしが特徴で、全長35~40センチ程度。そのたたずまいから「水辺の貴婦人」と呼ばれる。春や秋の渡りの途中に日本に飛来する旅鳥だったが、近年は国内での繁殖も確認されている。

 兵庫県内にも飛来しており、県版レッドリストがBランクに指定する。NPO法人「バードリサーチ」(東京)によると、県内での繁殖活動は、姫路市内で2020年から3年連続確認されており、神戸の確認は渡辺さんが初めてだという。

 渡辺さんが撮影したのは、西区の田んぼのあぜ道で既に抱卵をしていたペア。交尾に似た動きで互いに求愛するといい、首を寄せ合うような仕草も写真に収めた。

 ただ、数日後に渡辺さんが再び観察した際、ペアの姿はなく、割れた卵の殻が残っているだけだったという。発見当初から、周りに巣立ったばかりのハシブトカラスと親鳥がいたといい、渡辺さんはカラスが卵を食べたとみている。

 渡辺さんは「残念だが、ひなを育てる大変さはカラスも同じ。自然の厳しさを目の当たりにしました」と話している。(鈴木雅之)

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