1967年に開業し、親しまれてきたJR神戸駅前の中華料理店「中国料理 天安閣」(神戸市中央区多聞通3)が30日で閉店する。150人が入る市内有数の大規模店で、企業や官公庁、地域団体などの宴会で愛用されたが、新型コロナウイルス禍で売り上げが3分の1に減って継続を断念した。「天安閣ロスや」「これからどこで食事したらいいのか」。常連客らは55年の店の幕引きを惜しむ。(大島光貴)
神戸の華僑らが出資し、同駅北側で創業。その後、入居していたビルのオーナーが経営を引き継いだ。
95年の阪神・淡路大震災では建物が被災したが、仮設の木造店舗でいち早く営業を再開。97年に創業地の西に立つ今のビルに移り、2008年からは中華食材卸業、廣記商行(灘区)のグループ会社が経営してきた。
震災までは結婚式の披露宴が中心で、約250席あったバブル期は一晩で客が3、4回転するほどにぎわった。現在の規模になっても年約1億7千万円を売り上げ、8種類の香辛料を混ぜて2週間かけて仕込むラー油と、八丁みそを3時間煮詰めたテンメンジャンを使った「土鍋入り麻婆豆腐」が人気を集めた。
ところが、宴会主体だった店の強みは、コロナ禍の影響をもろに受けた。ここ2年の売上高は年5千~6千万円台に低迷。大皿料理を店員が取り分けるサービスも取り入れたが、会食の人数制限で客足の戻りは鈍く、月180万円の家賃が重くのしかかった。コロナ禍で飲食業に携わる人材の確保も難航。老朽化した店舗の改装もままならず、5月に閉店を決断した。
6月に入り、閉店を伝える紙を店頭に張り出した。今月中旬、神戸新聞の電話投稿コーナー「イイミミ」に閉店を惜しむ女性の投稿が掲載されると、店に約100件の問い合わせが寄せられた。最後の食事を楽しもうという常連客らで昼夜満席が続いているという。
約20年働いた大黒成人店長(53)は「小さかった子が結婚し、子どもを連れて来てくれた時はうれしかった」と振り返る。運営会社の鮑耀豊社長(34)は「地域に代々愛されてやってこられた。次の世代にこういう店があったと伝えていってもらえたら」と話した。

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