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小学校の面影を残してオープンしたネイチャースタジオ=神戸市兵庫区雪御所町
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小学校の面影を残してオープンしたネイチャースタジオ=神戸市兵庫区雪御所町
低めに展示された水族館の水槽=神戸市兵庫区雪御所町
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低めに展示された水族館の水槽=神戸市兵庫区雪御所町
体育館跡のフードホール=神戸市兵庫区雪御所町
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体育館跡のフードホール=神戸市兵庫区雪御所町

 児童数の減少で2015年に閉校した湊山小学校の跡地(神戸市兵庫区)に1日、複合施設「NATURE STUDIO(ネイチャースタジオ)」が全面オープンした。コンセプトは「自然と暮らしをつくる」。学びやの面影を残しながらも、水族館や釣り堀、フードホールなどを備え、動植物と触れ合える集いの拠点に生まれ変わった。(伊藤颯真、小谷千穂)

■遠くから遊びに来たくなる場を

 湊山小跡地について、神戸市は19年、利用する事業者を公募。地元・同市兵庫区の村上工務店が企画案を提出し、選ばれた。

 跡地がある同市兵庫区北部は自然が豊かで、昔ながらの町並みも残る。同社はこれを生かし、地域住民が真っ先に利用できると同時に遠くからも遊びに来たくなるような場を目指した。

 4月に一部が先行開業。北側旧校舎にハーブ店やビールの醸造所が誕生した。

 今回の全面オープンでは東の旧校舎1階に「みなとやま水族館」が完成。水槽を低めに展示し、立ち止まってじっくりと観察できるよう、かつて児童が教室で使った椅子を並べた。

 チンアナゴの水槽は水槽の底から頭を出すような視点で眺められるよう工夫。ナマケモノの展示室の横には木が立ち、実際に登ることができる。

 学芸員の長村麻央さん(27)は「生き物と同じ動きをすることで、同じ気持ちを味わってもらえます」と狙いを話す。

■校庭だった広場では…

 校庭だった広場には池を掘り、泳いでいるニジマスを釣ってその場で唐揚げを味わうことができる。薬草や食べられる植物も育て、ハーブ店で販売する。

 2階には体育館をリノベーションしたフードホールがお目見え。カレーやリンゴのスイーツ、醸造所でできたクラフトビールなどを提供する3店舗が集まる。

 1日のオープニングイベントには久元喜造市長や地元住民ら約80人が出席。ハーブ店を営む園芸家の藤田毅さん(43)は、梨やザクロなど敷地に植えた30種類以上の植物などについて紹介し、「通りかかった小学生が盗み食いしたら褒めたい」と笑顔を見せた。

 村上工務店の村上豪英社長(49)は「湊山小学校の記憶と構造の素晴らしさを一生懸命考えた」と振り返り、「緑が豊かで住みやすい兵庫区北部に、もう一度人々の注目が集まってほしい」と思いを語った。

 神戸電鉄湊川、市営地下鉄湊川公園駅から北へ徒歩約20分。午前8時~午後7時(施設や店舗により異なる)。無料(水族館は大人1200円、小中学生600円、幼児300円)。ネイチャースタジオTEL078・595・9763

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