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氷室の中は天然氷で満たされている=神戸市灘区六甲山町、六甲枝垂れ
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氷室の中は天然氷で満たされている=神戸市灘区六甲山町、六甲枝垂れ
天然氷で満たされている氷室=神戸市灘区六甲山町
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天然氷で満たされている氷室=神戸市灘区六甲山町

 神戸・六甲山の展望台「六甲枝垂れ」(神戸市灘区六甲山町)で13日、山の天然氷を貯蔵した氷室の扉を開放し、特別に見学できる「氷室開き」があった。氷室は展望台内を冷やすために使われ、例年は氷が溶ける8月末ごろまで続く。

 まだ冷蔵庫が普及していなかった時代、六甲山の氷は神戸の市街地で販売されていた。氷室開きは、そのことに着想を得て始まり、今年で11回目になる。

 氷室はヒノキ製で、奥行き約7メートル、入り口約1・4メートル四方。氷は、毎年12月ごろ、展望台外の人工池に雨水をため、凍らせて作る。大寒(1月20日)に、約50センチ四方、厚さ約13センチの大きさに切り出し、氷室に入れて保存する。今年は量が多く、約20トンを切り出し、現在は約13トンが氷室に残る。

 氷室は展望台内の人が入れない別室に置かれ、普段は非公開。通気口で人々が休憩できる部屋に冷気が流れる仕組みになっている。

 この日、展望台内は市街地より低い20度ほど。神奈川県秦野市から訪れた女性(60)は「ひんやりして気持ちいい。天然の涼しさで何時間でもいられそう」と目を細めた。

 展望台は午前10時~午後9時。入場料は中学生以上310円、4歳~小学生210円、7月15日~11月23日はいずれも500円。(斎藤 誉)

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