神戸市営地下鉄西神中央駅の西側に市が建設している文化・芸術ホールと図書館の一体施設「なでしこ芸術文化センター」（同市西区美賀多台１）のオープンが、１０月１日に決まった。同センターへの移転準備のため、現在の西図書館（同区糀台５）は８月３１日で閉館する。（名倉あかり）

　同センターは敷地面積４千平方メートルで３階建て。新しい西図書館は１～３階に入り、蔵書数約３０万冊を目指す。面積約２３００平方メートルで、現在の西図書館に比べて３倍以上の広さになる。約３００席を備え、学習室やセミナー室なども設ける。

　現在の西図書館は３１日午後８時に閉館し、新図書館がオープンするまでの１カ月は休館する。ただし、９月１～８日（５日を除く）は臨時の窓口が開かれるため、予約図書の受け取りや返却はできる。

　１、２階部分に整備される「西神中央ホール」は５００席。本格的な音響設備があり、クラシック音楽の演奏や劇の公演に対応できる。

　こけら落とし公演は１０月２日午後４時から。世界的指揮者佐渡裕さんの指導を受けた奏者らでつくる弦楽合奏団「スーパーストリングスコーベ」が演奏を披露する。

　料金は一般３５００円、小学生から大学生は１５００円。未就学児は入場できない。チケット購入は西神中央ホールのホームページから。問い合わせは同ホールＴＥＬ０７８・９９５・５６３８（午前１０時～午後６時）