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 低料金を掲げる脱毛サロンが増える中、倒産などに伴うトラブルの相談が神戸市消費生活センターで急増している。今年4~8月に寄せられた相談は105件で、前年同時期(39件)の約3倍に上った。同センターは「契約は慎重に検討してほしい」と注意を呼びかけている。(名倉あかり)

 同センターによると、相談の多くは、新型コロナウイルスの影響による運営会社の倒産や、途中解約の要望に関連する内容。「全身脱毛で35万円の契約をし、1回目の施術後に倒産してしまった」「解約は電話のみというサロンに連絡がつかない」(いずれも40代女性)-などだった。

 2021年度の相談件数は計107件で、記録を取り始めた12年度以来で過去最多。20代が57件と半数以上を占め、30代が24件、40代が11件と続いた。ほとんどが女性だが、男性の相談も17件あった。

 契約料金は通う期間やコースによって異なるが、金額が分かる66件の中で最も数が多かったのは10万~50万円で、42件。全体の約6割を占めた。最高額は100万円だった。

 同センターによると、クレジットカードで一括払いした後、サロンが倒産した場合、カード会社への支払い義務は残るため、取り戻すのは難しい。

 「契約時には、リスクも含め内容を理解した上で、本当に自分に必要かどうかを判断してほしい」と同センター担当者。広告で回数無制限や低料金をうたっていても、実際は高額なコースや関連の化粧品を勧められることもあるため、注意が必要だという。

 長期の契約中に体調の変化や引っ越しなど環境が変わる可能性もある。同センターは、都度払いができる店やコースを推奨する。

 相談は消費者ホットラインTEL188(いやや)へ。

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