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白い体で、体長は約30センチのニホンウナギ=須磨海浜水族園
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白い体で、体長は約30センチのニホンウナギ=須磨海浜水族園

 ウナギといえば黒い体のイメージが強いが、須磨海浜水族園(神戸市須磨区)で今、白いニホンウナギが展示されている。兵庫県内の河川で見つかり、同園は「美白なウナギ」とPR。白い理由は不明といい、飼育員は「非常に珍しい」と話している。(千葉翔大)

■体調は問題なし、逆に元気良すぎ

 同園によると今夏、県内の河川で釣りをしていた男性が発見した。男性はしばらく自分で飼育していたが、10月下旬、同園へ寄贈したという。体をしなやかにひねって泳ぐ姿や顔の形などから、同園は日本近海に生息するとされるニホンウナギと断定した。

 飼育員の一人、同園職員の柴田謙作さん(29)は「ウナギの体調に問題はない。逆に元気が良すぎて、水槽の中を縦横無尽に泳いでいる」と驚く。

 白く変色する理由として、先天的にメラニン色素が欠乏する「アルビノ」の可能性も考えられたが、展示しているウナギは目の色が黒く、同園は「その可能性は低い」とみる。アルビノだった場合、目は赤っぽい色になるという。

 柴田さんは「体が白い理由は分からない。自然界で体の色が違う個体は捕食の危険が高まり、生き残る可能性は低い」といい、「野生下で見つかるのは珍しい」としている。

 展示期間はウナギの体調を見ながら、今後検討する。開館時間は午前9時~午後5時(入園は同4時まで)。観覧には入園料が必要で、18歳以上700円、15~17歳400円、小中学生300円、未就学児は無料。同園TEL078・731・7301

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