昨年、話題になった言葉を選ぶ「現代用語の基礎知識選 2022ユーキャン新語・流行語大賞」のトップテンに「てまえどり」が入った。食品ロスを減らすため、スーパーなどで買ってすぐに食べる場合は商品棚の手前にある品を選ぶ行動のことだが、実は生活協同組合コープこうべなど「発祥」は神戸。なぜこの言葉が全国に浸透したのだろう。
「すぐに食べるなら、手前からとってね!」
神戸市中央区のコープ山手。肉や豆腐売り場などの商品棚には、キャラクターのイラストをあしらった啓発のポップがいくつも設置されている。
近くに住む飲食店経営の張千代さんは「最近、どのスーパーでも(ポップを)見るようになった。できる範囲で協力してます」と笑顔。手前に陳列してあった鶏肉のパックを買い物かごへ入れた。
同生協は、消費期限が近い商品を購入することで食品ロス削減を目指す取り組みを2016年に開始。てまえどりという言葉こそまだなかったが、尼崎市や宝塚市の組合員が勉強会を開くなどして啓発に励んだ。
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同生協は、そうした活動をさらに広めようと、18年から神戸市と連携。「短くて分かりやすく、啓発と行動につながる言葉」を両者で協議する中で「てまえどり」が誕生した。
以降、売り場にポップを掲示したり、「なくそう商品ロス!」などのメッセージが書かれた値引きシールを貼ったりしてPR。味に差異がないことを買い物客に実感してもらうため、賞味期限が近い豆腐とそうでない豆腐との食べ比べも実施した。
てまえどりの運動は同生協の店舗から市内のスーパー、コンビニへと広がり、消費者庁などの目にも留まるように。食品ロスへの問題意識が高まる中、徐々に全国へ浸透し、昨年12月、新語・流行語大賞に決まった。
広まった理由について、同生協の担当者は「単に手前から取ることを強制するのではなく、『すぐに食べるなら』という前提がポイント」。せっかく消費期限が近い食材を購入しても、家で廃棄してしまっては意味がない。「食品ロスは世界的な問題だが、『これなら自分にも協力できる』という気軽さが消費者に響いたのではないか」と推察した。
同生協は30年までに食品廃棄物を半減する目標を掲げており、「受賞を好機と捉え、食品ロス削減を先導していく」としている。

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