「急に顔がゆがんだり、しゃべれなくなったりした大人がいたらすぐ救急車を呼んでね」。脳卒中の早期通報を子どもに呼びかけるため、神戸市立医療センター中央市民病院(同市中央区)脳神経内科の医師が、保育園で出前講座を続けている。難しい話にも親しみやすさを感じてもらおうと、血管がモデルのゆるキャラ「ストローくん」を考案し、同行。画用紙に手描きしたイラストなどを使いながら、大切な行動について分かりやすく発信する。
■血管モデルのゆるキャラ「ストローくん」
脳卒中は、脳出血や脳梗塞、くも膜下出血といった急性脳血管障害の総称。発症から治療までにかかる時間の長短がその後の回復を大きく左右するため、素早く医療につなぐことが重要だとされている。
出前講座に取り組んでいるのは、いずれも脳神経内科の尾原信行医師(46)と藤原悟医師(37)。2020年に2人で始め、新型コロナウイルス禍と重なったことから、病院職員の子を預かる院内の杉の子保育園でのみ続けてきた。
就学前の子どもを対象にする理由を、尾原医師は「幼いうちから予防教育ができる」と説明。さらに「子どもと2人きりの時に、親が発症することもある。119番通報につながる行動をとれるようになってほしい」と意義を強調する。
■「甘いお菓子ばっかりだと血がどろどろに」
昨秋行われた出前講座には5、6歳児が参加した。医師2人とともにストローくんが登場すると、子どもたちの歓声が響いた。
「血管って知ってる?」と藤原医師。「大人の血管は全部つなげると、地球2周分ぐらいの長さになるんだよ」と興味をひくように切り出した。
その後、血管の病気についての話に移った。藤原医師は「急に倒れる、しゃべれなくなる、片方の手足が動かない、顔がゆがむ」といった注意するべき異変を紹介し、「いつもと様子が違う人がいたら、大人に伝えてすぐに救急車を呼んでね」と語りかけた。
「何を食べるの?」と、子どもたちからストローくんに質問も。2人は「甘いお菓子ばっかりだと、血がどろどろになって血管も弱っちゃうんだよ」などと子どもたちの目線で健康維持のポイントを伝えた。
藤原医師は「脳卒中は日常生活の心がけで予防効果が大きい。講座に参加した子どもたちが家で話すことで、親や祖父母の世代の意識も高めるきっかけになれば」と期待を込めた。
今後、状況が整えば、市内のほかの保育園や小学校など院外での講座も検討するという。
【ストローくん】神戸市立医療センター中央市民病院公認の脳卒中啓発キャラクター。幅広い世代に脳卒中について知ってもらうため、2017年に誕生した。脳卒中を英語でストロークと呼ぶことや、血管の形状がストローに似ていることが名前の由来。20年のゆるキャラグランプリでは全国53位、県内1位。身長185センチ。

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