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西日本で初めて展示されているメガマウスザメの骨格標本=神戸市立須磨海浜水族園
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西日本で初めて展示されているメガマウスザメの骨格標本=神戸市立須磨海浜水族園

 世界で273個体しか確認されておらず、その希少さから「幻のサメ」と呼ばれるメガマウスザメの骨格標本が、須磨海浜水族園(神戸市須磨区若宮町1)で展示されている。世界でただ一つの骨格標本で、西日本での展示は初めて。名前の通り大きな口をあんぐりと開けて来園者を出迎える。15日まで。

 メガマウスザメは1976年、ハワイのオアフ島沖で初めて見つかり、7年後に新種のサメとして正式に報告された。

 今回、同園で展示している骨格標本は、2017年に房総半島沖の定置網にかかり、保護する前に死んだ個体。全長約5・4メートルの雌で、発見時の重さは約1・2トンだった。

 その後、「さめ先生」として知られる北海道大学の仲谷一宏名誉教授らが解剖し、普段は同園のグループ施設「鴨川シーワールド」(千葉県鴨川市)で展示されている。神戸での展示は期間限定で実現した。メガマウスザメの卵の殻も併せて見られる。

 家族で訪れた高校2年の男子生徒(16)=奈良県=は「メガマウスザメは前から知っていた。骨格を見ると、実際に泳いでいる姿も見てみたくなった」。小学4年の弟(10)は「殻を見て、卵はどれぐらい大きいのか気になった」と話した。

 午前9時~午後5時(入園は同4時まで)。期間中は午後1時半から飼育員による生態解説がある。11日は休み。入園料は、18歳以上700円、15~17歳400円、小中学生300円、未就学児は無料。同園TEL078・731・7301

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