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瞬く間に面が変わる伝統芸能「変臉」などが披露されたステージイベント=南京町広場
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瞬く間に面が変わる伝統芸能「変臉」などが披露されたステージイベント=南京町広場
高く積み上げた椅子の上で倒立する雑技。観客ははらはらどきどき=南京町広場
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高く積み上げた椅子の上で倒立する雑技。観客ははらはらどきどき=南京町広場

 中国の旧正月を祝うイベント「南京町春節祭」が神戸市中央区の南京町で開かれている。今年は新型コロナウイルス禍前とほぼ同規模で開催され、雑技や獅子舞が披露される、にぎわいのステージが3年ぶりに帰ってきた。今週末まで。

 同祭は1987年に始まり35回目。2021年と22年は新型コロナ対策でステージイベントを取りやめるなど規模を縮小して実施した。同祭の広報を担当する欧政彦さん(60)は「南京町から全国にパワフルな活気を届けたい」と力を込める。

 旧暦元日にあたる22日に開幕。初日は中国の歴史上の人物を装った6人が元町商店街や三宮センター街などを練り歩くパレードで盛り上がった。

 ステージイベントは27日に再開。南京町全体に飾り付けられた赤いちょうちんが祭りムードを演出する中、各団体が芸能を披露した。

 東京中国歌舞団の役者による中国雑技は約200人が観覧し、中国の伝統芸能「変臉(へんれん)」では、隈(くま)取りが描かれた緑やピンクの面を瞬時に変えていく役者のスピード感に歓声が上がった。数十個のフラフープを一気に回す芸のほか、7メートルの高さに積み上げたいすの上で倒立するバランス技も披露され、観客は「あー怖い怖い」などと固唾(かたず)をのみ、成功すると喝采を浴びせた。

 稲美町から訪れた主婦の女性(69)は「変臉の役者さんが目の前に来たけど、まばたきしたら面が変わっていた。不思議」とたまげた様子だった。

 ステージイベントは28、29日もあり、獅子舞や太極拳といった多彩な伝統芸能が披露されるほか、旅行券などが当たるポチ袋くじ(200円)もある。南京町春節祭実行委員会事務局TEL078・332・2896

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