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ペールエリック・ヘーグベリ駐日スウェーデン大使(左)とレシピ本をアピールする三田陽子さん=東京都港区
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ペールエリック・ヘーグベリ駐日スウェーデン大使(左)とレシピ本をアピールする三田陽子さん=東京都港区
牛胸肉のシチュー
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牛胸肉のシチュー
きのこスープ
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きのこスープ

 神戸市東灘区在住で、北欧の食器や雑貨を通信販売する三田陽子さん(55)が北欧料理のレシピ本「北欧のおやつとごはん」を出版した。スウェーデン大使館(東京都港区)の協力で、大使公邸でスープや肉料理を披露。三田さんは「北欧の料理はミートボールだけではなくもっと奥深い。旅先では味わえない家庭の味を作ってみて」と話す。

 北欧のビンテージ食器や雑貨の輸入販売を手がける「フクヤ」を運営する三田さん。仕事で北欧を行き来する中で現地の料理に魅せられ、友人に教わったり、50年前の本を再現したりしてレシピを集めた。

 レシピはスウェーデン、デンマーク、ノルウェー、フィンランドの前菜、メイン、デザートなど112点。日本のスーパーで手に入る食材を使い、分量は一般家庭に合わせ調整した。料理の背景となる文化にも触れ、昨年12月に自費出版したところ、1カ月で千冊を超える注文があった。

 この本を、知人でスウェーデン大使館職員のヨハンソン弘美さんが見て感銘を受けたことから、同大使館で出版記念レセプションを開くことに。

 大使館のシェフが腕を振るい、きのこスープ「スヴァンプソッパ」や、スウェーデンの「おばあちゃんの味」として親しまれる牛胸肉のシチューなどを紹介した。

 ペールエリック・ヘーグベリ駐日スウェーデン大使は「北欧の料理に関心を持ち、日本で広めようと思ってくれてうれしい」とにっこり。北欧ではベリーやキノコなど自然のものを食卓にのせることも多いといい、三田さんは「寒さが厳しく、保存のために酢漬けにすることも。そんな文化に親しみながら味わってほしい」と北欧への愛情をにじませていた。

 A5判、136ページ。1980円。アマゾンなどインターネットで購入できる。

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