搬送先の候補探す新システム「救命くん」 病歴など事前に登録、高齢者施設入居者の急病対応を迅速に

2023/3/21 05:30神戸新聞NEXT

搬送先の候補探す新システム「救命くん」　病歴など事前に登録、高齢者施設入居者の急病対応を迅速に

高齢者救急システム「救命くん」を「いずれは年齢に関係なく、市民全員が利用できるようにしたい」と話す黒木月光理事長＝神戸市西区伊川谷町

　神戸市垂水区と西区、兵庫県明石市の医療・高齢者施設で構成する「地域医療介護連絡会」は、救急搬送を迅速化するシステム「救命くん」を開発した。介護施設入居者の病歴などをあらかじめ登録。急病の際、病院と救急車のスタッフがその情報を共有し、搬送病院を瞬時に判別できる。介護施設「ほっと倶楽部」を運営するメディカルの社長で、同連絡会の黒木月光（つきみつ）理事長は「病院到着時間を短縮することで、救える命が増える」と話している。（津谷治英）

この記事は会員限定会員限定です。新聞購読者は会員登録だけで続きをお読みいただけます。