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新商品の「しらずしらすにかけちゃうお醤油」
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新商品の「しらずしらすにかけちゃうお醤油」
シラス丼用醤油を開発した池本充宏さん(右)とデザインを担当した学生=神戸市役所
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シラス丼用醤油を開発した池本充宏さん(右)とデザインを担当した学生=神戸市役所

 神戸の海で取れるシラスのおいしさを知ってもらいたいと、市内で唯一の醤油(しょうゆ)蔵「池本醤油」(神戸市西区櫨谷町福谷)と兵庫県内の学生が、シラス丼専用の醤油「しらずしらすにかけちゃうお醤油」(100ミリリットル、税込み340円)を開発した。シラスの風味をひきたてるよう工夫された醤油の味もさることながら、学生が100点以上の試作から選び抜いたラベルのデザインも売りになっている。(井沢泰斗)

 神戸市兵庫区から同市垂水区にかけての沿岸で取れるシラスは、午前4時に漁が行われることにちなみ「神戸夜明けのしらす」と呼ばれる。神戸市の産学連携事業「にさんがろくプロジェクト」に参加した学生たちは、漁師や老舗の池本醤油6代目・池本充宏さん(61)へのインタビューなどを通してイメージを深め、商品名やラベルのデザインを考えた。

 商品名は「知らず知らずのうちにかけてしまう」ほどおいしい、という意味。ラベルはグラフィックデザインを学ぶ学生が中心となり、勢いよく群れで泳ぐシラスを海の青色と大豆の黄色で表現した。

 神戸電子専門学校1年の学生(19)は「ただデザインを描くのではなく、関わる人たちの思いを知ることも大切だと学んだ」。同1年の別の学生(19)は「発信する立場に立ってシラスの魅力を伝えたい」と意気込んだ。

 学生の意見も参考に新商品に取り組んだ池本さんは「昆布だしのまろやかさと米酢の酸味を合わせ、シラスの風味をひきたてるような醤油に仕上がった」と胸を張る。池本醤油の直売店やオンラインショップ、道の駅神戸フルーツ・フラワーパーク大沢などで販売。池本醤油TEL078・991・0001

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