神戸・南京町の老舗豚まん店「老祥記」と、Ｑ・Ｂ・Ｂブランドで知られる家庭用プロセスチーズ最大手「六甲バター」がコラボレーションし、チーズ豚まん「キューブーブーセット」を１２日から限定販売する。

　老祥記が地元の飲食業界と新商品を開発し、収益を食育活動に役立てる「ドリーム豚饅プロジェクト」の一環。昨年のカレーに続き、リクエストの高いチーズを第２弾に選び、六甲バターにアプローチしたところ、快諾を得た。

　３カ月をかけて開発した「ブーチー饅」は、あんにパルメザンパウダーを練り込んだ、トマトとカレーの２種類。

　トマトは、プチトマトとバジルを入れたイタリアン風味で、チーズフォンデュソースが味にアクセントを添える。カレーは、前回もコラボした「マンドリルカレー」のほうれん草カレーに、「のび～るスティックチーズ」がマッチする。

　老祥記４代目の曹祐仁さん（３５）は「作り手が楽しい遊び心満点なイベントで、ハッピーになってほしい」。学生時代から同店に通っている六甲バターの塚本浩康社長（４７）は「コラボは大変うれしく、地域を盛り上げるお役に立てれば」と話していた。

　１２～１５日と１９～２２日午前１１時半から、南京町の曹家包子館で１日２００セット（ブーチー饅２種類と元祖豚饅頭の３個入り）販売。５００円。子どもに豚まんづくりを体験してもらう「放課後キッチン」は８月６日、こべっこランド（兵庫区）で開催予定。

　曹家包子館ＴＥＬ０７８・３３１・７７２６

（田中真治）