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展示されている小さなクラゲ=神戸市垂水区役所
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展示されている小さなクラゲ=神戸市垂水区役所

 傘の直径が2、3センチの小さなクラゲが、神戸市垂水区役所(同市垂水区日向1)の1階ロビーで展示されている。専門家によると、日本近海に生息するエイレネクラゲの仲間とみられ、ボランティア団体「たるみ水母クラブ」が大切に育てている。

 地元住民でつくる同クラブは2011年、市内で最も長い海岸線を持つ同区から、海のイメージを発信しようと飼育と展示を始めた。1日1回の餌やりは、代表の植田育子さん(48)=同市垂水区=が担当する。極小エビの乾燥卵を水やぬるま湯でふ化させ、スポイトを使って与える。これまでにミズクラゲなど5種類ほどを水槽で育ててきた。

 エイレネクラゲとみられるクラゲの卵は昨年12月、交流サイト(SNS)でつながった岩手県内の水族館職員から譲り受けた。海藻に付いた状態で送られてきた卵を水に浸し、水温を約30度まで上げると、卵がふ化し、小さなクラゲが多数現れた。

 エイレネクラゲはおわん形の傘が特徴で、約40本の触手を持つ。現在は傘の大きさが2、3センチに成長しており、円形水槽(直径約20センチ、奥行き約10センチ)で展示中。植田さんは「かわいらしく、ずっと見ていても飽きない」と話す。

 開庁時間は平日午前8時45分~午後5時30分(木曜は午後8時まで)。

(笠原次郎)

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