「どんな状況でも強く優しく咲き誇ろう」-。身体障害や知的障害など、障害の種別を問わない野球チーム「ダンデライオンズ」が今年、神戸で発足した。チーム名のタンポポのような野球人を目指し、10~50代の選手約20人が互いに障害をカバーして長所を伸ばしながら練習に汗を流している。(名倉あかり)
監督を務めるのは中学校の野球部で顧問の経験がある神戸市立青陽須磨支援学校(同市須磨区)の教諭、井上聞三(ぶんぞう)さん(51)。前身の身体障害者のみのチームでメンバーが少なくなる中、知的障害がある子どもらの「やりたい」という声を受け、今年1月、障害種別混合チームとして再出発させた。
陸上やサッカーに比べてルールが難しい野球は部活動がない支援学校も多く、さまざまな障害のある選手が集うチームは珍しいという。
「けがや無理がないように」。4月8日午後、井上さんのかけ声で灘の浜小学校(同市灘区)での練習が始まった。タンポポをイメージした黄色と緑のユニホームに身を包んだ選手たちは、まずはランニングやストレッチで体を温めた。
続いて、井上さんが投手となり、選手は一塁のリードの取り方を実践練習。投手の動きを注視しながら、けん制球が来ると素早く塁へ戻る動作を何度も繰り返し行った。
指示を理解するのが苦手な選手もいるため、井上さんは実際に見本を見せたり、同じ動きを反復練習させたりと、丁寧な指導を心がけている。
選手最年長の門田健二さん(51)=尼崎市=は4年前に脳梗塞を患い、利き手の右手にまひが残った。小学3年から長年続けていた野球を諦め、陸上競技に専念していた時、井上さんに誘われたという。
門田さんは左手でボールを捕り、グラブを外して再び左手で投げるスタイル。「若い選手がひたむきに練習する姿は励みになる。右手も少しずつ使えるようになれば」と前を向く。
「野球が大好きで、ずっとやりたかった」と喜ぶのは脳出血による半身まひで小学生の頃から車いす生活を送る永友達雄さん(29)=神戸市東灘区。「選手会長」を務めるチームのムードメーカーで、「できることは限られているけど、ファインプレーをみんなで喜ぶ瞬間が楽しい」と団体競技ならではの魅力を語る。
発足から数カ月、練習場所やスタッフの確保など、課題はまだ多い。今は立派なグラウンドを使い、みんなで思い切り野球を楽しむことがチームの目標という。
練習は月2~3回程度、土日に同小や市の子公園(同市須磨区)などで実施。選手だけでなく、サポートスタッフも募集している。
井上さんは「WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)を見て『やりたい』と思った人もいると思う。障害に関係なく、ぜひ気軽に参加してほしい」と呼びかけている。
井上さんのメールアドレスはboonzone1217@icloud.com

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