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「かなしきデブ猫ちゃん」の絵本出版イベントで創作秘話などを語った著者の早見和真さん(中)と、かのうかりんさん(右)=神戸栄光教会(撮影・峯大二郎)
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「かなしきデブ猫ちゃん」の絵本出版イベントで創作秘話などを語った著者の早見和真さん(中)と、かのうかりんさん(右)=神戸栄光教会(撮影・峯大二郎)
デブ猫マルと記念撮影する家族連れ
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デブ猫マルと記念撮影する家族連れ

 神戸新聞で連載した童話「かなしきデブ猫ちゃん マルのはじまりの鐘」の絵本出版を祝うイベントが22日、神戸市中央区下山手通4の神戸栄光教会で開かれた。著者の早見和真さんと、かのうかりんさんによるトークセッションなどがあり、約200人が物語の世界観を楽しんだ。(前川茂之、黒田勝俊)

 「-デブ猫ちゃん」は2018年から愛媛新聞に3部作が掲載され、22年4月からは神戸新聞で計36回にわたり連載された。兵庫編「マルのはじまりの鐘」の絵本は今月14日に発売。この日のイベント会場となった教会は、兵庫編で主人公のデブ猫マルが神戸で最初に立ち寄った場所として描かれている。

 トークセッションで早見さんは「多くの方に愛してもらい心強い」と感謝。「ゆるキャラを売りたいのではなく、真摯な気持ちで書いている」と語った。かのうさんは「人間と会うマルは2本足、猫の世界では4本足にしている」といった創作の裏話も明かした。

 また神戸出身のアカペラグループ「チキンガーリックステーキ」が、物語に登場した曲「満月の夕」などを披露。豊岡市在住の俳優、河合美智子さんと峯村純一さん夫妻は「神戸栄光教会編」「震災編」を情感たっぷりに読み上げた。サイン会やマルとの撮影会もあった。

 29日からは新シリーズ「マルの真夏のプレゼント」が毎週土曜に神戸新聞で連載される。早見さんは、これまでのシリーズを通じて「最高傑作だと思う」と紹介し、会場を沸かせた。

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