ポートライナー車両内で不審者役を制圧する警察官ら=神戸市中央区港島中町7
ポートライナー車両内で不審者役を制圧する警察官ら=神戸市中央区港島中町7

 開幕が迫る「神戸2024世界パラ陸上競技選手権」(17~25日)を前に、警察や税関など関係機関が警戒を強めている。神戸税関はテロ関連物資の密輸入を防ぐ啓発活動を行い、神戸水上署などはテロ対策訓練を実施。大会期間中の安全確保に向け、官民連携で準備を進めている。(森下陽介)

 大会は東アジア初開催。須磨区のユニバー記念競技場を会場に、約100の国・地域から選手千人が集う。

 神戸税関は8日、JR三ノ宮駅で、不正薬物や銃器の国内流入を水際で防ぐため、駅利用者に情報提供を呼びかけた。県警や神戸海上保安部を含む6機関が参加し、マスコットも街頭に立ち一緒にアピールした。