神戸市と芦屋市が検討を進めるごみ処理の広域化を巡り、両市が来年、連携に向けた協議書を締結する方向で調整していることが分かった。今秋にもパブリックコメント（意見公募）を行い、来年２月の市議会で関連議案を提出する方針。広域化で合意した場合、神戸市での受け入れ開始は２０３０年度以降とする。
ごみ処理広域化は自治体による単独処理よりも経費を抑制でき、環境負荷の低減も期待できるとされる。昨年９月に芦屋側が神戸側に連携を申し入れた。
神戸市内には焼却施設が３カ所あるが、ポートアイランドの「港島クリーンセンター」で芦屋の可燃ごみを受け入れることを基本路線に据える。焼却時に伴う発電能力が高く、売電による収入を見込めるという。
