横尾山のふもとに広がるウバメガシの純林。遊歩道沿いの木々は製炭向けで伐採された=2024年1月、須磨区横尾4(市提供)
横尾山のふもとに広がるウバメガシの純林。遊歩道沿いの木々は製炭向けで伐採された=2024年1月、須磨区横尾4(市提供)

 神戸市が里山や園地で持て余す木々の有効活用に動き出した。群生するカシの木から備長炭を製造し、クラウドファンディング(CF)で「神戸産材の紀州備長炭」を返礼品に掲げる。伐採木に付加価値をつけて収益化の可能性をさらに探り、環境保全につながる資源循環の実現を目指す。(金 旻革)