スマートフォンでVRを体験する親子=神戸市東灘区住吉東町5、区文化センター
スマートフォンでVRを体験する親子=神戸市東灘区住吉東町5、区文化センター

 文豪の谷崎潤一郎(1886~1965年)の旧邸で、阪神・淡路大震災で倒壊した神戸市東灘区岡本の「鎖瀾閣(さらんかく)」を、研究家らが仮想現実(VR)で再現した。和洋中の様式を織り交ぜた建物で、復元計画の頓挫から約15年を経て往時の姿がよみがえった。制作費は寄付金などで賄われ、寄付者にはユーチューブで公開を始めた。一般向けには谷崎の誕生日に当たる7月24日から公開する。(門田晋一)