神戸市灘区水道筋3の森茂さん(96)は、80年前の神戸空襲で当時54歳の父信一さんを亡くした。自身も機銃掃射を受け、焼け野原に積み上げられた遺体を見た。「悲しいとか怖いとかはなかった。戦争はこういうもんかって」。8月15日、終戦の日。家族に囲まれた温かい暮らしの中で、戦時中の心境を「自分を捨ててでも国を守るなんて考え方はおかしかった」と振り返る。(中村有沙)
神戸市灘区水道筋3の森茂さん(96)は、80年前の神戸空襲で当時54歳の父信一さんを亡くした。自身も機銃掃射を受け、焼け野原に積み上げられた遺体を見た。「悲しいとか怖いとかはなかった。戦争はこういうもんかって」。8月15日、終戦の日。家族に囲まれた温かい暮らしの中で、戦時中の心境を「自分を捨ててでも国を守るなんて考え方はおかしかった」と振り返る。(中村有沙)