萌黄の館に住んでいた小林家が1957年ごろに撮った写真(小林家提供)
萌黄の館に住んでいた小林家が1957年ごろに撮った写真(小林家提供)

 中央区北野町3にある国の重要文化財「萌黄(もえぎ)の館」は、正式には「小林家住宅(旧シャープ住宅)」という。米国総領事シャープが建てて所有者が何度か変わった後、神戸電鉄の社長だった小林秀雄氏が1944年に購入した。