激震の直後の三宮の繁華街。和田彩さんらは、この辺りを抜けて西へ向かったという=1995年1月17日
激震の直後の三宮の繁華街。和田彩さんらは、この辺りを抜けて西へ向かったという=1995年1月17日

 「ここからどうするん?」「どこから帰ったらいいん?」

 乗客の不安げなつぶやきが聞こえてくる。書家の和田彩さんは、激震で止まった電車を降りて線路伝いに芦屋駅を目指していた。

 スキー旅行からの帰路、JR神戸線で遭った阪神・淡路大震災。「この先に出られるところがあります」という乗務員の言葉を頼りに砂利を踏みしめる。