昨年開かれた「ばくえん」の様子=神戸市兵庫区駅南通5
昨年開かれた「ばくえん」の様子=神戸市兵庫区駅南通5

 日本一の酒どころ「灘五郷」を抱えるなど、特産品として名高い兵庫の日本酒にちなんだクラフトビールが味わえるイベント「ばくえん」が18、19日、神戸市兵庫区のJR兵庫駅前キャナルタウン広場で開かれる。

 ばくえんは、全国的に人気が広がるクラフトビールを兵庫で新たな動きにつなげようと、参加するブルワリー(醸造所)を県内に限定して2年前から開催。今年は、21社がオリジナルビールをそれぞれ4種類以上持ち寄る。

 今回の特別醸造のテーマは、兵庫を代表する「日本酒」。造り手の自由度を高めるため、酒米、こうじ、酒だるなど日本酒に関するものであれば使用可能とし、14社が有名な酒蔵などとのコラボビールに挑戦した。

 初参加の甲子園アウトフィールドブリュワリー(西宮市)は、「白鹿」で知られる辰馬本家酒造(同)の酒かすを使い、イギリス伝統のスタイル「ビター」を仕込んだ。「白鹿さんは全国区でファンも多い。このビールが新たな出会いにつながればうれしいし、お互い近所なので地域も盛り上げられたら」と、ブリュワーの高木康之さん(42)が力を込める。

 会場にはフードブースも並ぶほか、子ども連れでもくつろげるよう人工芝や畳のエリア、青空図書を設置。周辺住民に配慮し、ステージの代わりにヘッドホンで音楽を楽しむ「サイレントディスコ」を開く。有料のテイスティングセミナーもある。

 主催する前村芳秋さん(37)と池田裕さん(41)は「クラフトビールも日本酒も多彩なスタイルがあり、可能性は無限大。それぞれファンの裾野が広がるきっかけになってほしい」と話す。

 入場無料。開催時間やチケットなど詳細は公式インスタグラム(@bakuen_hyogo)へ。

(今泉欣也)