イベントをPRする実行委員会のメンバーら=神戸市役所
イベントをPRする実行委員会のメンバーら=神戸市役所

 1915(大正4)年に豚まんが誕生して今年で111年になる。発祥とされる神戸市中央区の老舗「老祥記」は、学生の企画でホテルとコラボ。南京町で開催される恒例イベントでは、節目を記念してギネス世界記録に挑戦する。

 神戸市中央区の南京町広場などで8日から開かれるのは、全国の名店が用意したオリジナル豚まん15個が並ぶ「KOBE豚饅(ぶたまん)サミット2026」。15回目で、11月11日の「豚饅の日」前後に毎年開催している。

 新潟市と北海道函館市の店舗が初参加し、コシヒカリの米粉や函館の真鱈(まだら)、真昆布を使った豚まんを用意する。横浜中華街や長崎新地中華街からも出品があり、幕末に開港した5都市の特色豊かな豚まんも堪能できる。各店舗のオリジナル豚まんがそろうのは14、15日で、南京町広場前の曹家包子館と元町・大丸神戸店北側で購入できる。

 10日は、南京町広場でギネス記録に挑戦。事前に募集した人たちにサミット発起人3店舗(老祥記、四興樓、三宮一貫楼)の豚まん計3個を試食してもらい、一つの場所で豚まんを食べた人数で記録認定を狙う。11日は、発起人3店舗によるサミット限定豚まんセットの先行販売もある。

 イベントの詳細は事務局TEL078・600・2307(篠原拓真)

■「老祥記」とコラボの客室 ホテル北野プラザ六甲荘

 神戸市中央区のホテル北野プラザ六甲荘は、豚まんをコンセプトにした客室の提供を始めた。ベッドに豚まん型のクッションが置かれ、バスルームも「せいろ仕様」という思い出に残る宿泊ができそうだ。

 老祥記の創業111年に合わせて神戸国際大学の鍋嶋正幹准教授が発案し、ゼミ生12人が企画した。

 ロビーには「元祖 豚饅頭(まんじゅう)」と書かれた赤いのれん。最近まで実際に使われていたもので、一日で作る豚まんの数や名前の由来を尋ねるクイズパネルも並ぶ。

 エレベーターや廊下には、豚まんの袋や店の歩みが分かるパネルを掲示。バスルームの鏡はせいろ模様で「ただいま蒸され中。」の文字も。学生手作りのメッセージカードのプレゼントもあり、鎌倉大和(やまと)さん(21)は「宿泊するだけでなく、南京町周辺など神戸の魅力を多くの人に知ってもらいたい」と話す。

 来年2月28日まで。1泊1人1万1111円から(変動あり)。ホテル北野プラザ六甲荘TEL078・241・2451(安福直剛)