神戸市兵庫区下三条町の祇園遺跡で、平安時代後期に平清盛が造営した「福原京」に整備された主要道路の一つ「御所南大路」の一部とみられる遺構が見つかった。市によると、福原京の主要道路が明確に見つかったのは初めて。今後、どのような位置関係で街区が存在したかを明らかにする研究に役立つという。
現地は旧平野小学校の跡地周辺。住宅や商業施設の整備に先立ち、市は2025年度から発掘調査を実施しており、道路跡は2年目となった今年の調査で確認された。
発見されたのは幅12~13メートル、長さ約50メートルの遺構。北東から南西方向に平らな土地が一直線に伸び、盛り土をして整地した跡もあった。両側には、道路の装飾などのためと考えられる自然石も並んでいた。
祇園遺跡ではこれまでにも、当時の貴族が暮らした邸宅の一部とみられる跡や土器の皿などが出土していたが、街区を示す明確な痕跡はなかった。一方で、御所南大路は貴族の日記などに存在が記されていた。
兵庫県立考古博物館の菱田哲郎館長は「福原京の痕跡として貴重な遺構。現在も残る古い街路との位置関係と合わせて、街区構成を復元できる」などとコメントした。
市は一般向けの現地説明会を7日午後1~3時に開く。参加無料で予約不要。詳細は神戸市イベントサイト「おでかけKOBE」に掲載している。当日の問い合わせ先は同市文化財課TEL090・5057・7400(岩崎昂志)























