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予約待ちする利用者に本の貸し出し準備ができたことを連絡する職員=三木市福井、市立中央図書館
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 兵庫県三木市の図書館が“密”です-。市はこのほど、市民1人当たりの貸出冊数を表す「貸出密度」が県内28市で1位に輝いた、と発表した。市はこれまでに図書館を新設するなど、活性化策を進めており、担当者は「貸出密度は図書館利用を図る大切な指標。取り組みが花開いた」と喜ぶ。

 貸出冊数を人口で割って算出する貸出密度。県公共図書館調査によると、2019年度の実績で三木市は11・9冊と、県内28市(養父市除く)で首位に立った。町も含めた調査では、猪名川町が17・5冊と独走し、三木市は2位に。その後は加東市(11・1冊)、福崎町(10・8冊)と続く。

 「過去には6冊台の時も」と振り返るのは市教育委員会の伊藤真紀・図書館長。市は、市立図書館活性化構想を定め、09年以降、吉川図書館と青山図書館を開館。15年には中央図書館を建てた。子ども向けのおはなし会や要望に応えた蔵書の選定なども進めた。

 図書館にない本の貸し出し依頼があれば、全国の図書館から借りて貸し出し、断らないように励む。取り組みが奏功し、10年度の9・2冊が16年度には12・7冊に増加。伊藤館長は「読みたい本があるということも大きい」と分析する。

 より多くの人により多くの知る喜びを-。伊藤館長は目標を語り、「市民のニーズに応えて、独自の図書館に育てていきたい」とほほ笑んだ。(篠原拓真)

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