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「インターナショナル・ワイン・チャレンジ」古酒の部で銅メダルを受けた「大吟古酒」=稲見酒造
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「インターナショナル・ワイン・チャレンジ」古酒の部で銅メダルを受けた「大吟古酒」=稲見酒造

 昨秋英国で開かれた品評会「インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)2020」日本酒部門の古酒の部で、稲見酒造(兵庫県三木市芝町)の「大吟古酒」が、銅メダルに輝いた。三木市に130年以上根ざす酒蔵として地産地消を掲げ、3度目の受賞を果たした。三木の米や風土を生かした酒造りが奏功した。(大橋凜太郎)

 IWCは世界最大級のワイン品評会で、日本酒部門は2007年に誕生。20年の品評会では、純米酒やスパークリングなど、9項目ごとに審査された。古酒の部には52銘柄が全国から参加し、銅メダルを受けたのは10銘柄だった。

 同社は16、17年にも古酒の部で入賞しており、稲見秀穂社長(64)は「ようやく厚みのある味わいが安定してきた」と喜びを語る。同社で作る古酒は、同市産の酒米・山田錦を使った純米大吟醸の熟成酒。口に含んだ際に香りが鼻から抜けるのが特徴で、食中酒としてチーズにも合うという。

 受賞を果たした20年は、同社が地域に根ざした酒造りの重要性を再認識した年でもあった。きっかけは、播磨地域の日本酒が国税庁から「はりま」の地理的表示(GI)指定を受けたことだった。

 同社の銘柄の特徴は「まろやかな味わいとすっきりした後味」。強みを生かすためにも、寒暖差があり、冬の湿度が低い三木の気候に合わせた仕込み方などを大切にするようになった。

 同社を訪れる客層も変化しつつあり、稲見社長は地酒への関心の高まりを実感している。地元の常連客はもちろん、近年では遠方の歴史愛好家や、神戸電鉄を目当てに訪れた鉄道ファンからの問い合わせもあるという。

 稲見社長は「おいしさだけでなく、個性が求められる時代だと思う。これからも、地域を大切にした酒造りに励みたい」と決意を新たにしていた。

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