兵庫県三木市社会福祉協議会のボランタリー活動プラザみきは、共感した団体の活動に寄付できる仕組み「みきボランタリー活動応援 共感ファンド」に取り組み、参加団体を募集している。社会的課題と向き合う団体の資金確保や寄付を募るノウハウ習得とともに、地域の課題を多くの人と共有することも狙い。担当者は「ファンドをきっかけに動きが前に進めば」と話す。
同ファンドは2018年度に開始し今回で3期目。参加団体が活動や取り組みたい内容を発信し、市民は「支援したい」と感じた活動に寄付する。
寄付金は同社協「みき善意銀行」の共感ファンドに集め、団体が掲げる最低目標金額に到達すれば支援金を交付。達しない場合は同銀行に納められる仕組みだ。
審査を通過した団体は同社協の協力を受け、啓発動画を作成する。同社協がPRホームページや活動紹介リーフレット、募金箱を制作するが「寄付の呼び掛けなど、団体でも積極的に動いてもらう」と黒井一寿所長は説明する。
応募には要件があり、対象は21~22年度の開催事業。参加団体には、寄付者への礼状や事業報告書の送付、同社協報告会への出席を求める。支援可能な団体件数は5件以内で、締め切りは3月31日。支援金交付時に金額の10%(上限7万円)を事業運営のために善意銀行へと寄付してもらう。
同ファンドの事前説明会は、同市末広1の市立市民活動センターで、26日午後1時半と2月4日午前10時に開催する。
同プラザみきTEL0794・83・0090
(篠原拓真)
