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青空に白い花が映える「淡墨桜」=三木市志染町御坂
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青空に白い花が映える「淡墨桜」=三木市志染町御坂
「うすずみ桜想会」のメンバーが淡墨桜と周辺の整備に取り組む=三木市志染町御坂
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「うすずみ桜想会」のメンバーが淡墨桜と周辺の整備に取り組む=三木市志染町御坂

 兵庫県三木市志染町御坂の史跡「志染の石室(いわむろ)」近くの斜面で、淡墨(うすずみ)桜が見頃を迎えている。今年は例年よりも1週間ほど早く、淡いピンクのつぼみからかれんな白い花が開花。散り際には花びらが淡い墨色へと変化する特徴があり、周辺を整備する住民らは「咲き始めから散るまで、何回も楽しめる」と目を細める。(篠原拓真)

 志染の石室は約1600年前、億計(後の仁賢天皇)と弘計(後の顕宗天皇)の2皇子が継承争いから逃れて一時隠れ住んだという伝承が残る史跡。弘計皇子の子ともいわれる継体天皇は、岐阜県本巣市にある樹齢1500年余りの一本桜「根尾谷淡墨ザクラ」を植えたとされている。

 歴史的な経緯を知った市民グループ「うすずみ桜想(おうそう)会」の西山丹子(たみこ)会長(76)=三木市=は、本巣市の住民が育てた淡墨桜の苗木を譲り受け、市制50周年記念として2004年に植樹。ブドウ畑だった山の斜面には、毎春白い桜の花が咲き誇るようになった。

 「今年は斜面の場所によって咲く時期がずれてるね」。18日午前、月1回の整備活動のために訪れた同会のメンバーらが、桜を見上げる。斜面には満開の木がある一方、つぼみのままの桜も。植樹から17回目の春を迎え、当初1メートルだった苗は10メートルを超えるまでに成長した。

 18年の西日本豪雨では土砂崩れが発生し、これまで木が枯れるケースもたびたび生じた。整備を担う会員も多くが70歳を過ぎ「斜面の上がり下がりがもう大変で」と苦笑する。

 ハイキング途中にスマートフォンで桜を撮影する人も見られ、西山さんは「いつまでできるかわからんけど、できる範囲で見守り続けますかね」と笑顔で話した。

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