三木

  • 印刷
住民の運動量を分析するシステム「チューングリッド」=三木市緑が丘町
拡大
住民の運動量を分析するシステム「チューングリッド」=三木市緑が丘町
歩数センサーと内蔵された靴=三木市緑が丘町
拡大
歩数センサーと内蔵された靴=三木市緑が丘町
歩数センサーは車の出入りや人の接近を知らせることにも応用可能=三木市緑が丘町
拡大
歩数センサーは車の出入りや人の接近を知らせることにも応用可能=三木市緑が丘町
張り出された運動量の経過報告=三木市緑が丘町
拡大
張り出された運動量の経過報告=三木市緑が丘町

 最先端のデジタル技術を活用し、健康増進を目指す実証実験が、兵庫県三木市緑が丘町のサンロード商店街を中心に行われている。スポーツ用品大手のアシックスと三木市が連携し、歩数センサーを使って住民の運動量などを調査。同社のデータ分析システムを用いて、高齢者の健康づくりに役立てている。(長沢伸一)

 実験は市とアシックスが行い、神戸市立科学技術高校の生徒が協力している。発信器を付けた歩数センサーを内蔵した靴やバンドを、緑が丘地域の住民約40人に配布。11月1日からデータを収集している。

 サンロード商店街4カ所に受信機を設置。センサーを付けた人がそばを通ると、同社開発のデータ分析システム「TUNEGRID(チューングリッド)」で歩数と時間を計測することができる。

 緑が丘自治会館(三木市緑が丘町中2)などには3週間ごとの実験の経過報告が張り出されている。記されているのは3週間で一定程度歩いた人のセンサー番号。実験に参加している男性(70)は「1日3千歩ぐらいだったのが、(実験開始後)7千~1万歩ぐらいになった。目標がないとなかなか続かない。自分がどの位置にいるかが気になるから頑張らないと」と効果を口にする。

 アシックス社の坂本賢志さん(52)は「システムを使えば地域ごとの変化を分析できる。例えば運動量が少ない地域にはきつい坂のような地理的要因があるとか。運動による移動データは都市サービスの考え方を変える」と利点を挙げる。

 歩数センサーを用いたデータ分析は、高齢者の交通事故防止、防災、新型コロナウイルス対策など、さまざまな場面での応用に期待が集まる。

 10月に緑が丘町公民館で行われた実験では、歩数センサーを付けた人が近づくと、門の両脇に立てられた箱状の受信機が赤く点灯。警告音を発して人の接近を周囲に知らせた。

 同町地域は坂が多く、車を運転する高齢者が少なくない。センサーは車に載せることも可能で、警告音で急な飛び出しをドライバーに知らせたり、駐車場に入る車の存在を歩行者に伝えたりすることもできる。

 イベントでの密集状態の把握、住民票ベースの防災対策見直しなどでシステム活用も研究され、坂本さんは「昼と夜にまちにいる人は違う。外出する時間や人の流れのデータを分析し、昼間にいる人の状況が分かる。新たな高齢者向けの避難対策を考えることができ、分野を問わずまちづくりで力を発揮できる」と展開を描いている。

三木
三木の最新
もっと見る
 

天気(5月28日)

  • 28℃
  • 19℃
  • 0%

  • 29℃
  • 15℃
  • 10%

  • 28℃
  • 19℃
  • 10%

  • 30℃
  • 17℃
  • 10%

お知らせ