兵庫県立三木総合防災公園（同県三木市志染町三津田）の林間広場に夏期限定のデイキャンプ場がオープンした。新型コロナウイルス禍のアウトドアブームを背景に新たに開設され、緑豊かな空間で家族連れがバーベキューやレクリエーションを楽しんでいる。

　林間広場は２００５年に整備。災害発生時における自衛隊などの救援活動拠点として、炊事場やトイレが設置されている。平常時は公園として使用され、期間限定でキャンプ場への転用が企画された。

　初日の１１日は３組が利用した。１区画約１２０平方メートルで、テントを張ってバーベキューを楽しむには十分なスペース。家族４人で訪れた三木市の女性（３２）は「区画の距離が広くて密を気にせずに楽しめる」と笑顔だった。

　利用は９月１１日までの土日。時間は午前１０時～午後４時で日帰りのみ。１区画１５００円。テント用品は持ち込みで貸し出しは行っていない。火の利用は炭火のみで、たき火や花火は不可。事前予約制。

　防災公園管理事務所ＴＥＬ０７９４・８５・８４０８

（長沢伸一）