大型複合リゾート施設「ネスタリゾート神戸」（兵庫県三木市細川町垂穂）で、５周年記念イベントが開かれている。「よろこべ！　本能」をテーマに、キャンプファイアや爆風の中を疾走するバギー、泡まみれのショーなど、大自然を満喫できるプログラムを用意。春休みを迎え、多くの親子連れでにぎわっている。（長沢伸一）

　同施設はグリーンピア三木の跡地に、２０１６年に開場。甲子園球場約６０個分に当たる約２３０万平方メートルの自然環境を生かし、１８年に「大自然の冒険テーマパーク」としてリニューアルオープンした。新型コロナウイルスの感染拡大後、入場者数が落ち込んだ時期もあったが、ここ数カ月は問い合わせが増えるなど、回復の兆しが見えるという。

　２３年はリニューアルから５周年に当たり、記念イベントを企画した。コロナの影響で外出自粛が続いたことを踏まえ、「自然の中で本能を開放して過ごしてもらおう」と開催。年間を通じてさまざまな企画を予定し、第１弾として三つのプログラムを用意した。

　サーキットをバギーで疾走する人気の「ワイルド・バギー」では、約５００メートルのチャレンジコース終盤に、炎が上がる仕掛けを用意。走るバギーの真横から吹き上がり、熱気と躍動感を味わえる。安全のため運転には車の免許が必要。同乗者は４歳以上、身長９５センチ以上が対象。

　高さ約１・５メートルのキャンプファイアも設けた。立ち上る炎で骨付き肉やフランクフルトなどをあぶって食事を楽しめ、まき割りも体験できる。食材は別料金、持ち込み不可。

　野外ステージでは、ステージ上で歌に合わせてダンサーたちが踊りを披露し、観覧席に泡が噴き出す演出を行う。大量の泡にまみれながら盛り上がれる。

　今後もさまざまなプログラムを追加していく予定で、マーケティング担当の森崎菜穂美さんは「コロナの影響で自然体験の魅力を再認識した。密を気にせず自由にテーマパークで過ごしてもらいたい」と話している。

　ネスタリゾート神戸ＴＥＬ０５７０・００・５０００