東京五輪の重量挙げ男子96キロ級日本代表で三木市出身の山本俊樹選手(32)が、母校の緑が丘小学校で講演した。重量挙げやボディビルの実演を披露しながら、後輩の子どもたちに競技への思いを熱弁。2028年ロサンゼルス五輪を目指して準備を進めているとし「重量挙げをだれもが知っているようなスポーツにしていきたい」と力を込めた。(長沢伸一)

 講演会は21日、同小PTA人権教育講演会として開かれた。

 山本選手は、高校生の時に重量挙げと出合い、高校3年時に高校新記録を達成。19年の世界選手権男子89キロ級ジャークで金メダルに輝いた。21年の東京五輪では、スナッチで日本記録をマークしたものの、ジャークで失敗し記録なしで終わった。