さまざまな染め型紙が並ぶ企画展=みき歴史資料館
さまざまな染め型紙が並ぶ企画展=みき歴史資料館

 江戸時代後期、オランダ商館医として来日したシーボルトは、大量の染め型紙をヨーロッパへと持ち帰った。高いデザイン性が現地の人を引きつけ、19世紀後半の「ジャポニズム」と呼ばれる日本ブームにも影響を与えることになる。そして染め型紙は三木とも縁が深く、江戸から明治にかけて全国的な産地の一つだった。まちのかつての産業を紹介する企画展が、みき歴史資料館(三木市上の丸町)で開かれている。(長沢伸一)