「ミライ人間洗濯機」を実用化した高齢者施設向けの新製品。右はサイエンスの青山恭明会長=16日午後、大阪市淀川区
 「ミライ人間洗濯機」を実用化した高齢者施設向けの新製品。右はサイエンスの青山恭明会長=16日午後、大阪市淀川区

 シャワーヘッドなどを製造するサイエンス(大阪市)は16日、2025年大阪・関西万博で人気を集めた「ミライ人間洗濯機」を実用化した高齢者施設向けの新製品を発表した。全身を楽に洗える機能があり、同社の青山恭明会長は「利用者や介護者の負担を減らせる」とPRした。

 新製品は、直方体の浴槽のような作り。利用者は側面の扉を開けて浴槽内に入り、座って湯につかる。シャワーは同社の微細気泡「ファインバブル」技術を採用しているため浴びるだけで全身洗浄でき、シャンプーやこすり洗いは不要。10分ほどで入浴が完了するという。1台145万円(税抜き)で、来年3月に出荷開始予定。