インタビューに応じる大北由美教育長=三木市役所
インタビューに応じる大北由美教育長=三木市役所

 三木市議会5月臨時議会で大北由美教育長が再任された。中学校部活の地域移行や吉川地域で計画されている施設一体型小中一貫校の展望、増え続ける不登校など、市の教育課題に対する考えや取り組みを聞いた。(まとめ・小西隆久)

 -市内の小中学校で不登校の児童、生徒が増えている。

 「全国で30万人の子どもが学校教育からこぼれている。不登校は一番大きな課題。学校はスーツケースのように固いものではなく、風呂敷のように子どもを包み込むものでなければならない。学校に支援教室を増設しており、校内にフリースクールを作ろうというのが今の考え方。民間のフリースクールも必要性は高いが、公的支援に向けた制度設計はまだこれから。他市の状況なども調べて研究に取りかかろうと思っている。みんなが納得できる制度にしなければ意味がない」

 -教職員の働き方改革が大きな課題になっている。