「北播磨の霜月」をキーワードに、神戸新聞北播総局インスタグラムには１１月、多くの色彩豊かな情景写真が投稿されました。空も大地も濃く色づいた北播磨の晩秋。周到な計算のもとに出合った絶景を、確かな技術で捉えた３枚を紹介します。
夕方の斜光線で、モミジが美しく浮かび上がる時間帯を狙っていたというｔａｋｅ＿ｓｉｚｕｋｕさん。光が差し込むのを愛犬に待ってもらっていて、「おやつをもっとちょーだい」とせがんできた瞬間だそう。背景の広がりと色彩の配置により、温かな物語が伝わってきます。
ｐａｊｅ４０８さんは多くの気球が空に浮かんだ「加西スカイフェスタ」で、日の出前や日没後のごく短い時間、空の色が移り変わる「マジックアワー」を背景に選びました。思い切った構図で気球の質感と色彩が目に飛び込んでくると同時に、三日月との絶妙なバランスが印象的です。
市街地が霧に包まれた朝、健脚を生かして「サクッと」登ったという小野アルプスで、「こんなに美しい朝は幾度もない」と撮影したのはｙ．ｉ．１１１８さん。眼下に雲海、上空にひつじ雲。美しい紅葉も広がる絶景に出合い、その感動を後ろ姿で語ってくれています。
現在、北播磨５市１町で１２月に撮影された写真を募っています。北播総局インスタグラム＝ＱＲコード＝をフォローし、「＃北播磨の師走」を付けて投稿してください。
