「博報賞」受賞を喜ぶ日本語教室「みきっズ」の子どもや講師ら=自由が丘公民館
「博報賞」受賞を喜ぶ日本語教室「みきっズ」の子どもや講師ら=自由が丘公民館

 三木市国際交流協会(廣田篤生会長)は、博報堂教育財団(東京)が子どもの育成に寄与する教育実践者らに贈る2025年度の「博報賞」を受賞した。外国にルーツがある子どもたちの日本語教室「みきっズ」などの活動が高く評価された。教室を立ち上げた同協会理事の大西慶志さん(32)は「外国にルーツがある子どもたちの現状をもっと広く知ってもらうきっかけになれば」と話す。(小西隆久)

■20年に「みきっズ」立ち上げ、現在は7カ国23人指導

 金曜日の夜、自由が丘公民館(三木市志染町西自由が丘1)の一室に、通う学校も国籍もばらばらの子どもたちが集まる。ボランティアの「教師」とペアになり、教科書の音読や宿題を始める子どもたち。普段は会えない友だちに気を取られ、なかなか自席に座れない子どももいる。