酷暑となった今年の夏。「屋外で長時間過ごすのはちょっと…」「エアコンの効いた室内でゆったりしたい」。そんなインドア派にぴったりの展覧会情報を集めました。思い切って足を運んでみれば、新たな発見に出合えるはず。芸術の季節は秋だけではありません⁉ そのほかのおでかけ特集はこちらをタップ

■庭や廊下に金魚の絵、「隠れキャラ」も…遊べる蒔絵アート展 書写の里・美術工芸館

 伝統の枠を超えた活動で人気を集める姫路市在住の漆工芸家・江藤雄造さん(41)の近作などを紹介する特別展「夏休み子どもミュージアム-江藤雄造さんと漆であそぼう」が、姫路市書写の里・美術工芸館(同市書写)で開かれている。館蔵品との比較展示や、全館のスペースをくまなく使った「遊び」の仕掛けなど、さまざまなアイデアで来場者を楽しませる。…続きはこちら

■歌川広重の浮世絵、厳選330点 絵師の意向を忠実に反映「初摺」展示 大阪・あべのハルカス美術館

広重が手がけた長さ約10メートルの甲府道祖神祭幕絵(1841年、山梨県立博物館蔵)

 浮世絵師の代表格、歌川広重(1797~1858年)。その代表作の多くをごく初期に刷られた「初摺(しょずり)」で紹介する展覧会「広重 -摺(すり)の極(きわみ)-」が、大阪・あべのハルカス美術館で開かれている。…続きはこちら

■絵本原画の特別展、小磯記念美術館で開催 スズキコージさんや永田萠さんら33作家の220点

 絵本原画の特別展「絵本の旅-グリム、世界の昔話、ゆかりの作家と神戸の出版文化」(神戸新聞社など主催)が神戸市東灘区の市立小磯記念美術館で開幕した。神戸の出版文化を長年支えるBL出版(同市兵庫区)が刊行に携わった絵本の原画を紹介している。…続きはこちら

■いきもの彫刻「はしもとみお展」、だるまさんの「かがくいひろし展」 神戸の2美術館で開幕

 子どもから大人まで楽しめる、夏休みにもぴったりな二つの特別展が神戸・六甲アイランドの美術館で開幕した。神戸ゆかりの美術館が会場の「はしもとみお展-時を刻むいきものたち-」と、神戸ファッション美術館での「日本中の子どもたちを笑顔にした絵本作家 かがくいひろしの世界展」(ともに神戸新聞社など主催)。…続きはこちら

■三田青磁の花器、淡路・珉平焼の皿…兵庫五国の多彩な陶磁器80点 加西の収集家が寄贈 陶芸美術館

 元公務員・高瀬正義さん(84)=加西市=が、60年以上かけて収集した陶磁器の数々を紹介する特別展「兵庫のやきもの探訪-五国の窯場を巡る-」(神戸新聞社など主催)が兵庫陶芸美術館(丹波篠山市今田町上立杭)で開かれている。端正な三田青磁の花器、色鮮やかでシンプルな淡路・珉平(みんぺい)焼の皿など、県内各地の計15の窯場で制作された、近世や近現代の焼き物を中心に約80点を出展。…続きはこちら

■山水画で多くの傑作 斎藤畸庵ってどんな人? 画業と生涯振り返る企画展 県立歴史博物館

 山水画を中心に多くの傑作を残しながら、その実力が知られていなかった豊岡市城崎町出身の画家、斎藤畸庵(きあん)(1805~83年)の画業と生涯を振り返る企画展「斎藤畸庵 城崎の画家が夢見たユートピア」が9月1日まで、県立歴史博物館(姫路市本町)で開かれている。畸庵の名品を、過去最大の規模で紹介する。…続きはこちら