三田市出身の久永歩さん(31)は元消防士という異色の経歴を持つ。20代前半でDRUM TAOの存在を知り、ユーチューブで見た瞬間、一気に心をつかまれたという。「よく『電気が走った』と言うけど、そんな感じ。シンプルにかっこよかった」。衝動を抑えきれなくなり、消防を1年で辞めて入団した。
ゆりのき台中学、三田西陵高校を卒業。大阪の専門学校で救急救命士の資格を取得し、大阪府豊中市の消防局に入った。入庁してまもなく、遊びに来ていた兄と訪れたバーで、マスターと兄がTAOの話で盛り上がった。存在を知らなかった久永さんは帰宅して寝る前にiPad(アイパッド)で調べた。